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いずれお里に帰るならみやこの日々をしるしたい。


by se-no3
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滋賀向源寺、十一面観音を見に

久しぶりに国立博物館平成館に行ってきました。
会期終間近のせいか、11時頃~は入場規制する程の入りでした。
滋賀向源寺、十一面観音を見に_f0074850_1555877.jpg

目当ての十一面観音、あからさまに他の仏さまと差をつけた展示形態にびっくり。
写真で見たのとそっくりそのまま変わりがないので二度びっくり。
向源寺観音堂の雰囲気そのままきって持ってきたような土門拳の写真の方が
この仏像の姿をよく現しているような気がしました。
私の雑念が多いのか猥雑な博物館で見ると
技術的なことばかり目にとまってしまって・・・。
どこから見てもソツがなくて、ダントツ好きそうな仏像の形態をしているのに
好きになれずに帰ってきました。
多分とっても凛々しすぎて・・・、やっぱもうちょっとボワンとしたのがいいな。
今回気に入ったのは楊柳観音。
口の中には歯も舌もあるそう。
このままガチガチの立ち姿で空でもブゥーンって飛びそうな勢いがある。
諸星大二郎っぽい。
滋賀向源寺、十一面観音を見に_f0074850_1561769.jpg

10年ぶりの邂逅の木喰仏もしかり、京都清源寺くんだりまで
出かけていって見たときの方が親しみがわきました。
清源寺は、綺麗に剪定してある庭のある小さなお寺で
だーれも行かないような京都の遠くの山腹にありました。
行ったとき誰もいなかったので、お堂の裏を勝手にうろついて蜂に刺されたのですが
スエットを着た住職さんに「いるんだよね、一匹だけ凶暴なの(蜂)が」
とサラっと流されたことを思い出しました。
滋賀向源寺、十一面観音を見に_f0074850_1562683.jpg

by se-no3 | 2006-12-01 01:29 | 仏像と神社仏閣